このブログは内向的な人がより良い人生を送る為の方法をあれやこれやと考えていくものです。
私は、内向的性格による苦労を乗り越えつつ紆余曲折過ぎる回り道を経て、全くのど素人から独学でラーメン屋を開業して十数年経ちました。
その甲斐あって現在はストレスの無い自分らしい人生を送れておりますオーライと申します。
(※自己紹介を兼ねた詳しい経緯は「未経験・修行無し・独学でラーメン屋を開業した人の話」にて。
ぜひご一読下さい!)
今回のテーマは「内向的な人が自分に合った仕事を手にする為に必要なたった一つのこと」というテーマでお話させて頂きます。
自分に合わない仕事を続けていくというのは本当に辛いものです。
特に内向的な人は職場の人間関係で疲弊することも多いので、自分に合った仕事を見つけて自分に合った仕事環境を手に入れることが非常に重要です。
ただ自分に合った仕事と言っても、それが何か分からない人も多いと思います。
今回はそういう人にとって「自分に合った仕事を見つける為のとっかかり」になればいいなと思っています。
よろしければお付き合い下さい。
まずはスタートラインに立とう!
絶対に理解が必要な大前提
まず大前提として念頭に置いて欲しいことは、「世の中の風潮に左右されてはいけない」ということです。
世の中というのは「外向的な人に向けて出来ている」という現実があります。
明るく社交的な人間が好ましい人間であるとされて、社交性の無い人間は疎外感を感じることが多いです。
実際には決して内向的な人が能力的に劣っているというわけではないのに、どうしても周囲の評価は外向的な人の方が高くなってしまいます。
これはもう仕方がないことです。
例えば日本の人口のうち非常に高い割合を「右利き」の人が占めていますよね。
だから日本中の施設とか機械とか道具であるとかは基本的に「右利き向けの仕様」になっています。
それと同じ様なことだと思います。
では全体の中で内向的な人が占める割合はそんなに少ないのかと言えば、そんなことは絶対にありません。
はっきりとしたことは言えないとは思いますが、アメリカでは「外向型:内向型=3:1」と言われています。
なんと日本では「内向型の方が外向型よりも多い」とも言われています。
内向型は決して左利きの様に少数派ではないのです。
ではなぜ「世の中は外向的な人に向けて出来ている」という現実があるのでしょうか?
外向型人間であらなければという呪縛
それは「外向的な人間にならなければいけない」という風潮が強いからだと思います。
「明るく誰とでもフレンドリーに接し」「沢山の友人を作り」「周囲と上手く協力して良好な関係を築く」
それが出来る人が周囲に好かれ、異性にもモテる。
小さい頃からそういう教育を受けてきたし、内向的な人が不利な状況に陥ることも目撃して成長してきたのではないかと思います。
だから「本当は内向的な人が無理に外向的に振る舞う」ということが非常に多く行われているのです。
本当は家で一人の時間をゆっくり過ごしたいのに、友人たちに誘われると出かけてしまう。
誘いを断ると「付き合いが悪い」とか「ノリが悪い暗いヤツ」みたいに言われてしまうかもしれない。
「明るく社交的な自分であらなければいけないのに・・」
この様な人間関係の連鎖により世の中の「外向的人間の割合」が本当の値よりも大幅に水増しされてしまうわけです。
だから世の中で見るからに「内向的だな」と見られている人は、かなり筋金入りの内向型であるか、よほどの周囲に流されないマイペース人間と言えるかもしれません笑(私は個人的には大好きですよ)。
最初にお話した「世の中の風潮に左右されてはいけない」という大前提の意味が分かって頂けたでしょうか?
自分に合った仕事を見つける為のスタートライン
「外向的な人間であるつもり」もしくは「外向的な人間にならなければ」という先入観の上で考えた「自分に合った仕事」では本当に自分に合った仕事には辿り着けないのです。
本来の自分と向き合って自己理解を深めていかなければ「自分に合った仕事」は見つけることが出来ません。
私は常々ことあるごとに「自分を知ることが幸せな人生への最短距離」だと言っています。
自分を知らなければ何も始まらないのです。
何故なら「自分が求める幸せな人生は自分の中にしかない」からです。
自分を知らないというのは「ゴールの無いマラソンを走っている」のと同じことです。
求めるゴールがどこにあるのかが分かっていないのだから・・
この「世の中の風潮に左右されない」というのは簡単そうでとても難しいことです。
自分を内向的な人間であると認めるのは簡単ではないし、そもそも認めたくないかもしれません。
しかし本来の自分の性質を偽っても幸せになるのは難しいと思います。
日本人に心の病が多い、自殺者が多い、というのは大きな問題として存在しますが、この問題にはここで今まで述べてきたことが大きく関係しているのではないかと私は思っています。
本来の自分を偽っていることが精神的に大きな負担となっているのではないでしょうか。
内向的・外向的というのは持って生まれた性質であり変えることは出来ません。
また全く変える必要もありません。
どちらにもそれぞれ素晴らしい面があるのです。
決して内向的な人が劣っているなんてことは無いのです。
ありのままの自分を認めて理解することがまず幸せな人生を手にするためのスタートラインです。
そのスタートラインに辿り着かない、って言うかそのスタートラインの存在すら知らない人が大半なのかもしれません。
このスタートラインに立ってより良い人生に向かって動き出す人が少しでも多くなればいいなと願っております。
偉そうにごめんなさい。応援しております。
皆様!より良い人生を!オーライでした。
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